浜松での内視鏡検査翌日に痛みを感じることはある?

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浜松で内視鏡検査を受けた翌日に腹部等の痛みを感じることが稀にあったりします。鎮痛効果の個人差に加え、術後合併症にも注意が必要です。ここではそんな術後の痛みについて解説していきます。

内視鏡検査で使用される注射型鎮痛薬の特徴とその影響

内視鏡検査で使用される痛み止めには、静脈内投与される注射型と、経口投与の錠剤型が主流となっています。注射型は効果発現が早い反面、持続性が低いのが短所と言えるでしょう。このため翌日以降、血中濃度の低下に伴い鎮痛成分の影響が薄れ、後から遅れて腹部痛等が再燃することが少なくありません。この場合は改めて経口薬との併用や、皮下注射による持続点滴の必要性が必要になる場合もあります。

出血や穿孔などの重大合併症を疑うべき症状の定義

内視鏡検査後の主要な合併症である出血と穿孔では、発症機転が大きく異なります。出血は癒着部の剥離面からの遅発性滲出型が典型的で、一般に数日の経過を要します。これに対し穿孔は急性腹症を呈することがほとんどで、発生直後から急速に症状が進行します。このため時間経過と症状増悪の度合いが鑑別のカギとなります。迅速な対応が求められます。